良寛和尚の春の短歌
霞立つ 長き春日を 子供らと 手まりつきつつ
今日もくらしつ
漢詩
花は無心に蝶を招き
蝶は無心に花を尋ね
花開くとき蝶来たり
蝶来るとき花開く
我も亦人を知らず
人も亦我を知らず
知らずとも帝則に従う
良寛の春の短歌と漢詩は
日本の四季を実感させる。
300年以上前の風土と感覚に共鳴。
日本の伝統、意識のひとつに清貧、無心といった、仏教の教えが、この江戸時代の
代表的心情であり、江戸時代の教養は、この良寛和尚のように、漢詩、俳句
和歌、書、などでした。明治時代の西欧化にもかかわらず、多くの教養人は共通の基礎
知識としてこれらが受けつがれていました。
昭和になり、戦後民主主義の時代にも、生活の実感では、戦前の教育をうけた親の
世代が、この伝統を伝え生活に根付いていました。
平成になり、江戸時代からの文化的教養を担う世代が途絶え、伝統は歴史になりつつ
あります。それは、仏教が生活に密着していた時代が終わったことを示しています。
良寛の思想の根幹は
我が生何処より来たり 去りて何処にか之く
独蓬窓の下に座し ごつごつとして静かに尋思す
尋思するも始めを知らず 焉くんぞ能くその終わりを知らん
現在も亦復然り 展転総べて是空
空中我有る無し 況や是与非と有らんや
如かず些子を容れ 縁に随ってしばらく従容たるに
これらが、今後再認識される時代くるかもしれません。
Homage to Perfection of Wisdom
the Lovely,the Holy.
Avalokita,the Holy Lord and Bodhisattva,
was moving in the deep course of the Wisdom
which has gone beyond.
He looked down from on high,
He beheld but five heaps,
and He saw that in their own-being
they were empty