変形性膝関節症
生物が大型になると、体重を支えるため脚は太くなってきました。そして,大地を自由に走り回るため曲げ伸ばしがスムースにいく機能が必要になり、膝にはクッションであるコラーゲン繊維でできた半月板と関節軟骨が備わっています。
年齢とともに、この軟骨が摩耗し、変形するのが、変形性膝関節症です。高齢になると特に女性ではO脚の人が多くなり,膝の内側の軟骨がすり減り変形をおこします。
初期には,痛み止めや湿布で,階段をさけ,重いものを持たず、減量をして治療できます。
ある程度進行すると、ヒアルロン酸の関節内注射やリハビリテーション、大腿四頭筋訓練をします。
さらに進行し、軟骨の傷みが強い場合,人工関節置換術を行います。
膝の関節のクッションの役目をする半月板は,若い人でも運動による損傷が多く、プロ野球選手もこのために手術をすることもまれではありません。また,高齢の変形性関節症に合併することも多く、MRIで診断され,関節鏡で治療されます。
膝にはその他、靱帯が7本あり,そのうち内側の側幅靭帯はけがで最もいためやすく、十字靭帯は膝をぐらつかないように安定にしている靭帯でスポーツなどの外傷でこれが断裂すると、手術治療が必要なこともしばしばあります。