「人間50年、下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり」と歌った織田信長の時代寿命は 50才位だった。それが現代になり、急速に伸び、今や人生100年時代になってきた。今では日本で100才以上は約3万人となり今後世界中で100才以上はあたりまえとなりつつある。20年後、日本は超高令社会がさらに進み、もはや65才から74才は高令者とは言えなくなり75才から90才までを高令者、90才以上を超高令者と考えざるをえなくなってきた。
感染症は抗生剤と衛生環境の改善、栄養の向上によって激減し、かつて死亡原因の多くを占めていた心臓死、心筋梗塞あるいは脳卒中、脳梗塞や脳出血も激減した。それは食事運動療法などの動脈硬化に対する対策進んだためであり、くすりの治療も進歩した。さらに大きな要因として、世界中で禁煙運動がおこりその結果喫煙は激減し、健康向上に大きく関与している。
ありあまる食べ物と座って動くこと少なくなった生活が高血圧や糖尿病、脂質代謝の異常をもたらし、血管の硬化動脈硬化から心臓病や脳梗塞、糖尿病やじん臓病にかかる人が多くなった。メタボリックシンドロームの状態は今まで血圧、脂質代謝、糖尿病など別々に考えられていたものが一連の動脈硬化を促進させ血管を早くから老化させる原因として重要とわかってきた。これらが少しずつでも異常になると相乗効果で動脈を硬化させ健康をそこなうとして使われ始めた。
この生活習慣による動脈硬化性の病気減少させる健康活動をさらに推進しようとして 2008年(平成20年)厚生労働省がメタボリックシンドロームの検診を40才から74才の人を対象に開始した。メタボはこれによって日本全国に知れ渡ることになった
この生活習慣による動脈硬化性の病気減少させる健康活動をさらに推進しようとして 2008年(平成20年)厚生労働省がメタボリックシンドロームの検診を40才から74才の人を対象に開始した。メタボはこれによって日本全国に知れ渡ることになった
2014年5月に日本老年医学会からフレイルと言う呼び名が提唱された。 75才以上になると年齢とともに栄養過剰ではなく栄養と運動の不足が年とともに影響し、フレイル(虚弱)から身体機能障害におちいる。高令社会になった日本ではこのフレイル(虚弱)を防ぎ健康寿命を伸ばすのが今後の課題となる。今後人口増加が見込まれる75歳以上の後期高齢者の多くはフレイルと言う中間的段階を経て徐々に要介護状態に陥ると考えられている。
このあたらしいフレイルという状態は、医学的には、年令による体力と持久力の低下や生理機能の減退によって特徴づけられた多因子による症候群で自立機能喪失や支援の脆弱性が増した状態をいう。
具体的には体重の減少、疲労しやすい、筋力の低下、歩行速度の低下、活動力の低下
上の5つが症状として重要で、ものそのうち3つあればフレイル、1つか2つあればフレイル予備軍と定義される。この中心に筋肉減少性(サルコペニア)がある。すなわち筋肉が年令とともに減ってその為に筋力の減少し身体能力の低下をきたす状態を言う。
人間の身体は発生学的に皮膚や脳神経系の外胚葉、食べて消化する内胚葉、心血管系骨や筋肉を型つくる中胚葉がある。
フレイルはこのうち中胚葉起源の経年変化、老化現象が主な原因でおこってくる。それに、骨の老化である骨粗しょう症や軟骨の老化による変形性関節症などがくわわる。さらに、進化した社会のなかの生き物である人間では、まわりの人との生活やこころの状態が加わる。最終的には生命や生活を支える食物は何をどれだけ摂るかが重要になってくる。
フレイルはこのうち中胚葉起源の経年変化、老化現象が主な原因でおこってくる。それに、骨の老化である骨粗しょう症や軟骨の老化による変形性関節症などがくわわる。さらに、進化した社会のなかの生き物である人間では、まわりの人との生活やこころの状態が加わる。最終的には生命や生活を支える食物は何をどれだけ摂るかが重要になってくる。


