1999年(平成11年)人工知能を積んだアイボと言うソニーのロボット犬が大人気だった。感情を組み込まれたロボットとして作られ、放っておくと退屈し、声をかけると喜ぶ精巧さで 当時文化庁から表彰され大人気となっていた。その頃ソニーはアイボとバイオで世界の最先端企業だった。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を原作にした「ブレード ランナー」が1982年(昭和57年)映画化された。2019年環境破壊による荒廃したロサンゼルスを舞台にして、火星から逃亡してきたアンドロイドを処理する人間と感情をもったアンドロイドの悲哀を描くものだった。その世界では、生物は保護され人造人間は廃棄する、ハリソンフォードが主演し、酸性雨のたちこめる舞台は日本の都市がイメージしてつくられた。
この本物そっくりの機械じかけの生物アンドロイドは感情を持ち、心をもっていた。
戦後財閥の解体によって、1946年(昭和21年)に井深 大と盛田昭夫が東京通信工業を設立。その会社の設立の目的は「仕事に命を捧げる技術者たちがその技術を高めうる最高のレベルで実現できる目的でダイナミックで喜びにあふれた理想的な仕事場を創造すること。」だった。それが世界のSONYになり、 同じ頃本田宗一郎が1948年(昭和23年)本田技研工業株式会社を創業し、バイクを作りその技術で世界のホンダになった。
この時代は、敗戦に伴い財閥が解体されると国家統制が緩み、自由な技術者や研究者の時代が訪れ、あらたな起業家たちが世に出るチャンスだった。
ソニーは創業者の井深氏がまずテープレコーダーを自らの手で創り出して創業された。その後トランジスタラジオを作り、世界中、特にアメリカに爆発的に売れ、続いてトリニトロン技術を使ったテレビでさらにそのブランド力を高めた。そしてウォークマンを作り、新たな音楽を楽しむ携帯の音楽プレーヤーとして世界の音楽ファンを取り込み、コンピューターでは、バイオを持つことがおしゃれで流行の先端を行くことになった。
そしてこれらの家庭電化製品や、コンピューター製品は日本技術の成果であり世界中に売れた。
井深さんはトランジスターキッズだった、盛田さんはウォークマンキッズだった、大賀さんはCDキッズだった、今われわれはデジタルドリームキッズにならなければならない。20世紀の終わり、新たに会長になった出井氏は世界むけ企業のイメージ作戦で語り、キャッチフレーズは「ソニーで夢を見ませんか」だった。
出井会長になってソニーの経営を人のつながりによる情の経営から国際照準に合わせた合理的な経営に切り替えた。そしてダボス会議に出席し世界の政界財界の人々と話をし、国際人としてソニーの顔となった。
1999年(平成11年)10月のタイム誌の別冊デジタル50の特集号がアマゾンのジェフべゾフをあげ 表題は「一位はビルゲイツじゃないよ」だった。そして世界の15位にデジタル時代の影響力のある企業としてソニーの出井会長はランクされていた。
インターネットはビジネス界に落ちた隕石だ。物作りのみに頼っていてはだめで新たなネットワーク時代のビジネスが必要だとする構想でソニーを変革していった。
そしてその夢は、時の森首相が2000年(平成12年)9月21日の秋の臨時国会のITインターネットプロトコルバージョン6と言う言葉が入った所信表明演説がなされ、これが実行され、日本がIT先進国になる、世界の先端国家になるかに見えた。
この構想は前年、出井会長が議長を務めたIT戦略会議で、5年でアメリカを抜くIT大国になるという目標の実現を目指したものだった。
その当時、アメリカでは情報ハイウエー構想がゴア副大統領によってうたわれ、多くのIT企業が勃興した。しかしそのドットコムブームはテクノロジーに期待されたほどの進歩が見られず希望と構想が先にに進んでしまった。正しい方向に必ずしも進化しないでバブルとして消え去っった。
その当時、アメリカでは情報ハイウエー構想がゴア副大統領によってうたわれ、多くのIT企業が勃興した。しかしそのドットコムブームはテクノロジーに期待されたほどの進歩が見られず希望と構想が先にに進んでしまった。正しい方向に必ずしも進化しないでバブルとして消え去っった。
日本でも構想では、高速インターネット網を整備して、電子政府をつくり、学校教育のIT化の推進を掲げた。しかし実際にはパソコンを多くの人に支給したり、書類の電子化が一部に行われただけで、2001年(平成13年)9月のITバブル崩壊とともに頓挫した。
このITバブルの崩壊でソニーもまた隕石による恐竜と化してしまい哺乳類となったのはGoogleとアマゾンであり、鳥類として残ったのがアップルだった。アップルのスティーブン ジョブズは初期のコンピューターで、シンプルな形をした技術と芸術の統合した完成品をつくろうとし、さらにそれを進化させ音楽、映像そして文章全ての作業ができるiPadとi phonを完成させて、世界の企業のトップになり、文化や生活までも変えてしまった。
今は3回目のIT革命の時代で、人工知能AIすべてのものがインターネットにつながるItoTそしてビックデータと言う言葉を聞かない日はないほどのブームを迎えている 。
今まで、幾度も迎えたITの流行が、一過性のもので、バブルとなり幾度か崩壊した。 今回も、何が正しい方向であるかはまだ流動的で、アメリカや中国そしてロシアやアジアの各国が、それぞれ、IT大国に方向を定め政策を打ち出している。さらにはこの知的財産に対して、アメリカは国外への技術の流失を防ぐため、かつてのCOCOMに近い政策を打ち出してきた。
今まで、幾度も迎えたITの流行が、一過性のもので、バブルとなり幾度か崩壊した。 今回も、何が正しい方向であるかはまだ流動的で、アメリカや中国そしてロシアやアジアの各国が、それぞれ、IT大国に方向を定め政策を打ち出している。さらにはこの知的財産に対して、アメリカは国外への技術の流失を防ぐため、かつてのCOCOMに近い政策を打ち出してきた。
現在世界企業の主役は大手のIT各社が占めている。1番がアップル、2番がGoogleのアルファベット、第3位がAmazon.comなどのインターネットにおけるプラットフォーマーが独占している。概念としての人工知能やIT技術が現実の生活を変えることは確かであるものの、今後いつどんな技術が変革の主役になるかまだ誰にもわかっていません。
ブレードランナーで予想された感情をもったロボットは、2019年に誕生することはなく、人工知能やロボットはこの間、違う方向で進歩した。 感情をもったロボット犬というアンドロイドの方向とは違う、機能の向上した犬型ロボットとなって今年アイボが復活した。そしてブレード ランナーも新たに2049年を舞台に復活した。
誰が未来の覇者になるか興味のつきない時代です。
誰が未来の覇者になるか興味のつきない時代です。
