人類もまた雑食動物で,長い歴史にわたり常に食料不足が生活を脅かしていました。その歴史と風土から食文化が形成され、ヒンズー教の牛やイスラム教の豚など宗教によっては、禁忌の食べ物が出来ました。
食べ物のうち,植物性食物は生命を維持させ,動物性食物は健康を増進する役割があるものの、食料として作物をつくることより,食料として動物を飼うことが、はるかにコストがかかります。そのため人口密集地域は穀物など植物性食物で餓えを凌ぐことになります。
動脈硬化の原因は、喫煙、高血圧、糖尿病、高LDL(悪玉コレステロール)血症などが考えられています。
そのうちの脂質(コレステロール等)については、はやくから総コレステロールが測定できるようになり、家族性の高コレステロールの人は300mg/dl以上の血中の値を示し、若くして心筋梗塞などで死亡していました。
20年以上前に抗コレステロールの薬であるスタチン系の薬ができて、著明にコレステロール値を下げ、救命できるようになりました。
その後脂質の詳しい研究から、コレステロールもLDL(悪玉コレステロール)とHDL(善玉コレステロール)など多くの種類があり、このうちHDLは善玉コレステロールと呼ばれるのは動脈硬化を防ぐ作用を持っていることがわかってきました。
たとえば、HDL80mgであれば、たとえ、LDLが270から280mg/dlと非常に高い値でも動脈硬化になる人はそれほど多くありません。
歴史的にみれば,コレステロールを多く含む食物をとるようになり、人々の寿命はのびてきました。しかし,食生活の改善が行き過ぎて動脈硬化もふえてきました。
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