2007/12/30

カラチの腹痛

 パキスタンは乾燥地帯で、南の海に面して、カラチがあります。この地を基盤にした,ブット元首相が暗殺され、パキスタンは政治的に大きく揺れています。核を持ち、西はアフガニスタンとイランに接し、最もイスラム過激派の多い地域です。カシミール、や北部パンジャブ地方は肥沃で、西部は一年中雨の降らない,土の砂漠です。カラコルムの山岳地帯から北に行くと中国に繋がっています。

 パキスタンの医療は日本が援助して、首都のイスラマバードに小児病院があり、また、一部の病院は非常に近代的で整備されています。訪問したアガカーン病院は、すべての建物が大理石で創られ、設備も最新式の物がそろっています。医師はイギリス流の教育で多くの優秀な人財が集まっています。問題は看護士で社会的地位が低く、慢性的に不足しています。日本でも最近はみられるようになりましたが、イスラムの国は女性は、女性医師のみ診察しています。

 人口が多く,空港のまわりには物乞いも多く、政治的にも不安定なこの国は経済の成長はみられず、アフガニスタン、イランと西部は国境を接し、アルカイダの供給地となっています。アメリカは初等教育を充実させるべく多くの援助を行っています、軍事政権のムシャラフ大統領は選挙で選ばれている訳ではなく、新たに選挙をおこないアルカイダを生まない,安定した民主国家の方向にむかうことを期待していました。今回の暗殺事件により、今後ますますパキスタンは政治的に不安定になるとみられています。

  隣国のインドはBRICSの一国で、急速な経済成長と国の政策で、IT産業と医療の産業化に成功し,多くの国から患者が集まっています。一方、パキスタンは、外務省から派遣され、日本人の検診に行ったときの話では、社会的インフラは整備されず、多くの貧民をかかえ、感染症が多く、外国からの旅行者はほとんどの人が、一度は激しい腹痛下痢にかかります。おそらく水は貴重品で手に入りにくく、食べ物の油があわないのかロタヴィールスによるものかどちらかが原因とおもわれます。

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