戦後民主主義はアメリカのテレビドラマが教科書でした。ルーシーショウやパパ大好きなどのホームドラマからあこがれのアメリカの家庭を知り、西部劇からアメリかの開拓精神、歴史を学びました。
その中に連続テレビドラマ拳銃無宿 Wannted Dead or Aliveが1958年から1961年まで放送され、賞金稼ぎのガンマン ジョッシュランダルをスティーブ マックイーンが演じ日本でも一躍有名になりました。
彼はその後、1963年に大脱走 The great escape に出演。この映画は、第二次大戦のさなかドイツの捕虜収容所からの脱出を描いた映画で、監督はジョン スタージェス、音楽は
エルマーバーンスタインが担当しました。後に有名になる多くのハリウッドスターが共演しています。
トンネル堀のプロである,チャールズ ブロンソンやナポレオン ソロで活躍したデヴィットマッカラムなど懐かしい顔ぶれが出ています。
最も印象的なシーンは、,アメリカ兵シュルツ役のスティーブ マックイーンが,ドイツの丘陵地帯をオートバイで駆け下り、駆け上り、スイスとの国境にある、2mの防御柵をジャンプして、飛び越え脱走をはかる場面です。
その当時から、ドイツ軍のバイクはBMW製で,性能には定評があり、
サイドカーつきや,多くの種類の車による、バイクのアクション シーンは大きな反響を呼び,その後のアクションスターとして不動の地位を獲得する第一歩となった作品です。
スティーブ マックイーンはバイクや車の愛好家で,自分で車を解体し,整備して、レースにも出場していました。
アクション スターとしての不敵な顏貌と憂いを含んだ瞳が魅力で、
ネバダ スミス、ブリット、パピヨン、タワーリングインフェルノ
など多くのヒット作品に主演しています。その絶頂期、1980年に50歳の若さで、アスベストによる胸膜中皮腫で亡くなりました。
中皮腫は比較的まれな病気で、臓器を包む膜にできる悪性腫瘍です。
この腫瘍はお腹の腹膜,心臓の心膜、肺の胸膜などどこにでもできます。
スティーブ マックイーンはこのうち,胸膜にできた中皮腫で、
原因はバイクや車のブレーキのアスベストの被曝によるものでした。
アスベストは天然に有る鉱石の一種で、繊維状に変形し、白石綿と
青石綿があります。
耐熱性、耐久性にすぐれ、自動車のブレーキなどの部品、電化製品、
建築資材などに使われることが多く、一時期には、耐火性を高めるために,
建物の壁にわざわざアスベストを混ぜたり吹き付けて使っていました。
この鉱物、アスベストは1970年代に最も多く輸入され使われましたアスベストが体内にはいると,20年から40年かかって、中皮腫という悪性腫瘍をおこしてきます。
また,喫煙者は肺がんもおこします。中皮腫は肺から体内に吸い込んだ量よりも、体内の沈着期間が問題で、たとえ少量でもマックイーンのように若いときから,アスベストに暴露されていた人は発病の危険性が高く注意が必要です。
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