2008/04/17

花いばら

春風や 堤長うして 家遠し

 春の日の、土手や堤防は江戸時代から、治水のためにつくられ、春になるとそれらの堤の斜面に,つくしが芽を出し,タンポポが咲き、豆科の植物の蔓がいっせいに伸び始めます。
 
 その堤防の土手沿いには桜が植えられ,4月の初旬、満開の花のあと、強風、青嵐が吹き、花が散り、一斉に若葉の季節になります。

 この時期,草がまだ密生する前の、虫の少ない季節で、この短い4月の初めは,草滑りの遊びが出来る一番いい季節です。

 蕪村のもうひとつの有名な句に

   愁ひつつ 丘にのぼれば 花いばら

があります。
そして,同じ心情は春風馬堤曲にみられます。

  堤下摘芳草
  荊与蕀塞路
  荊蕀何妬情
  裂裙旦傷股

そして、もうひとつ有名な茨の句

  路絶えて 香にせまり咲く 茨かな

があります。





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