動脈硬化
生物が大型になると、酸素が体の表面からは、直接全身には届きません、そこで中のほうにある細胞に酸素を配達するものとして血を流す管、血管ができました。
樹木の枝分かれに似た構造で、心臓から血液を全身に送りだします。まず心臓から直径2−3cmの大動脈がでて、それから枝分かれして動脈になり全身に行き渡ります。
年齢ともにこの血管はもろく固くなりやすく、それを動脈硬化といいます。心臓に栄養を送る冠動脈は細くなれば、狭心症、つまれば心筋梗塞をおこします。脳の動脈にも塞栓症や血栓症、脳出血をおこします。
時々マラソン大会の途中で心筋梗塞で死亡する人や,何の前触れも無く心筋梗塞はおこることがあります。急性冠症候群と呼ばれています。この病気をおこすもとが、動脈硬化です。
動脈硬化は、喫煙、高血圧、糖尿病、高LDL(悪玉コレステロール)血症などがあり、今メタボリックシンドロームとして有名になっています。
いままで総コレステロールが高いと大変だといって治療されていましたが、詳しい研究から、HDL(善玉コレステロール)は高い方がよい、女性は高齢になると悪玉コレステロールが高くなるが、心筋梗塞はそれほど多くない。ことなどがわかってきました。
検査は症状や心電図の異常があれば、CTでも直接冠動脈をみることができます。そして、細い管(カテーテル)を心臓まで血管の中を通し、もし狭ければ風船状のバルーンで狭いところを広げます。さらにこれが塞がらないようにステントといって金属でできた管でトンネルを補強します。また風船で膨らまない時は、つまった部分を削ったりします。